前頁|2/2|
2006年のテーマは「和の四季を彩る」
今年のテーマは「和の四季を彩る」です。季節感あふれる美しい風景の中に見つけた日本伝統の色、「茜」「群青」などを写真にとらえました。色に関する歴史や解説のほか、「色」の舞台となった全国各地の観光情報も併せて紹介していきます。
杜若、その高貴な存在感
万葉の時代より染色に用いられてきた美しい「杜若(かきつばた)」の花。その気品ある美の世界へご一緒しましょう。
杜若色(かきつばたいろ)
甲乙つけがたい、菖蒲(あやめ)と杜若
平安時代の「美」のシンボル
能と小袖から見る杜若の美の世界
杜若 / 菖蒲 / 能楽「杜若」 / 杜若八橋模様染縫小袖
色見本と解説
藤色(ふじいろ) / 若紫色(わかむらさきいろ) / 半色(はしたいろ) / 紫苑色(しおんいろ) / 桔梗色(ききょういろ) / 竜胆色(りんどういろ)
「八幡高原の杜若」
およそ1.7ヘクタールの休耕田に約20万本の杜若の花が咲く「かきつばたの里」は、実に見事です。植物学者の牧野富太郎も愛したこの地は、現在多くの人の手によって支えられています。
八幡高原周辺の観光に関するお問い合わせは芸北観光協会まで(TEL:0826-35-0888)
http://www.geihoku.info
瑞々(みずみず)しい緑の世界へ
「少し見ぬうちに天晴(あっぱれ)若竹ぞ」と一茶が詠んでいるように、 天空に驚くべき速さで伸びる若竹は、生命力の象徴です。
若竹色(わかたけいろ)
竹色のバリエーション
緑のサンゴ礁に囲まれて…石垣島
世にも珍しい緑の桜「御衣黄(ぎょいこう)」
青々と生育した竹の幹 / 石垣島のサンゴ礁 / 薄緑の桜「御衣黄」
色見本と解説
青竹色(あおたけいろ) / 老竹色(おいたけいろ) / 若苗色(わかなえいろ) / 萌黄色(もえぎいろ) / 柳色(やなぎいろ)
「京都西山の竹林」
「京都西山の竹」といえば、竹の質でも、竹林の美しさでも日本一といわれています。洛西竹林公園には約110種の竹や笹が植えられ、多くの人が訪れます。
お問い合わせは(TEL:075-331-3821)
http://www5.ocn.ne.jp/ ~rakusai/park.html
「菜の花色」の世界へ
春の野原一面を鮮やかに彩る菜の花。蕪村の句にも〈菜の花や月は東に日は西に〉と詠まれた、その景色も懐かしく、色と香りは人の心をなごませる。
菜の花色(なのはないろ)
黄色と日本人
八丈島特産の黄八丈(きはちじょう)
世界各地で見られるキアゲハ
色見本と解説
刈安色(かりやすいろ) / 鬱金色(うこんいろ) / 山吹色(やまぶきいろ) / 油色(あぶらいろ) / 黄支子色(きくちなしいろ)
「下北半島の菜の花畑」
地平線まで広がる雄大な景観は日本有数のもの。作付け面積は約120ヘクタール。毎年5月の第3日曜には、菜の花畑の中央でフェスティバルが開催されます。
横浜町周辺の観光に関するお問い合わせは横浜町産業建設課まで(TEL:0175-78-2111)
http://www.yokohama. e-shimokita.jp
春の風情は桜色に始まる
花といえば桜。桜は昔から、日本人に愛され続けてきた。ほのかに色めく桜色。その清楚な色目が人を酔わせる。
桜色(さくらいろ)
自然が演出する、北海道
自然に色彩を求めて北の大地へ!
襟裳岬(えりもみさき) / 網走「グラスロール」 / 滝上(たきのうえ)公園「芝ざくら」 / 富良野「ラベンダー」 / 函館「夜景」 / 旭山動物園「ホッキョクグマ」
雲母色の煌めき
「雲母」は「きらら」。輝いて見えるからである。きらきらと輝く美しいさまを「きららか」という。光り輝く雲母色には、えも言われぬ美しさがある。
雲母色(きららいろ)
銀鱗の誘惑
煌めきの江戸切子
日本刀の魅力
若鮎たちが銀鱗を光らせて… / 現代風の江戸切子 / クリスタルの花瓶 / 光り輝く日本刀
色見本と解説
銀色(ぎんいろ) / 乳白色(にゅうはくしょく) / 象牙色(ぞうげいろ) / 練色(ねりいろ) / 鳥の子色(とりのこいろ)
「藍」への誘い
源氏物語や枕草子の時代から親しまれてきた伝統色「二藍」を中心に、神秘さを秘めた藍の奥ゆかしい色彩の世界へ。
二藍(ふたあい)
二藍は平安朝の流行色
青は藍より出でて藍より青し
蓼藍(たであい) / 藍の華 / 染め上げ / 二藍を基調とした着物
色見本と解説
京紫(きょうむらさき) / 楝色(おうちいろ) / 紺色(こんいろ) / 江戸紫(えどむらさき) / 藍色(あいいろ)
前頁|2/2|














