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心華(こころはな)やぐ錦繍(きんしゅう)の世界へ



紅鮭の婚姻色

 動物の繁殖期に、際立って現れる特有な体色を婚姻色といいます。
 紅鮭は産卵期が近づくと、海から産まれた川に戻ってきます。そして魚体を鮮やかな赤色に変えて求愛活動に入ります。産卵後、親は力尽きて死にます。鮮やかな色彩の裏には、生命誕生における壮絶なドラマがあります。

婚姻色の鮭
婚姻色は特に雄のほうが顕著。また雄は写真のように、鼻先も上部にそり上がるなどの変化も見られる。(写真撮影:田口哲)

色見本と解説

 

丹色(にいろ)
黄みがかった赤色。「丹(に)」は赤色という意である。特別天然記念物の丹頂鶴は頭が赤いので命名されたのであろう。

     
 

東雲色(しののめいろ)
東雲は明け方や曙の意で、日の出前に東の空が明るく色づくことから東雲色に。明るい黄赤色のこと。曙色ともいう。

     
 

緋色(ひいろ)
火のような深紅の色なので、火色とも記す。茜染めの、やや黄みをおびた鮮やかな赤をさす。

     
 

赤朽葉(あかくちば)
朽ちていく葉の色を朽葉色というが、そのなかで紅葉した朽葉を赤朽葉という。平安時代から用いられてきた風情のある色名。

     
 

蘇芳色(すおういろ)
深い紫みをおびた赤色をさす。植物の蘇芳は古くより日本でも染料として用いられた。紫につぐ高位の色として貴族に愛された色。


※色見本の色は近似色で、正確な色ではありません。

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